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2018年5月30日
【第7回受賞】それは本当の女性医師だからの問題なのでしょうか?
福井大学医学部附属病院呼吸器内科・医員 門脇 麻衣子 私が医者として仕事を始めた今から20年ほど前は、女性医師への社会の印象はあまりよくなかった。特に田舎では男尊女卑の考えが根強く残っていた。診察室の外から、「男先生(おとこせんせい)でお願いします」と言う患者さんの声が聞こ...
2018年5月30日
【第7回受賞】継続して医療を提供するために
福地眼科 福地 麗 様々なライフイベントを通じて人生の深みを得た医師は、AIが医療の一翼を担うようになっても今後も必要とされると思われる。 ジェンダーフリーの概念が浸透しつつある現在、女性医師と限定することは適切ではないかもしれない。が、日本社会では現在も性別役割分業傾向...
2017年5月29日
【第6回受賞】イクボスになる!
秋田大学医学部総合地域医療推進学講座 准教授 蓮沼 直子 近年、秋田大学医学部では女子医学生が4割を超えたが、医師全体でも20%超となった。また医師国家試験合格者に占める割合も平成12年から30%を超え、今後10年の間に40代女性指導医の割合は3割を超える。しかし、女性医師...
2017年5月29日
【第6回受賞】継続するということ
氷川町整形外科・皮ふ科 城所 朋子 私は今年で医師となり25年目。4年前に皮膚科を開業した。同期の中では遅い方である。二人の息子の子育てもひと段落つき、現在は、地方に単身で暮らす要介護5の母のもとに月に数回、飛行機で往復している。入院すれば、平日でないと先生と話もおろか、受...
2016年9月29日
【第5回受賞】女性であり医師であるということを考える
名古屋市立大学 医学部5年 冨山奈美 女性医師、医学生に「あなたはなぜ医学部に入ったのか」と疑問を投げかけてみる。多くの女性は、人の命を救いたいから、困っている人を助けたいから、といった純粋な動機があったに違いない。毎日忙しく仕事と家庭の両立がしたいから、と答える人がどれだ...
2016年9月29日
【第5回受賞】医師・科学者として働くということ
名古屋市立大学 医学部4年 中西 陽子 私は将来医師・科学者としてエネルギッシュに働きたいと思っている。 そう考えるようになったきっかけは、大学入学後大変素晴らしい研究機関で勉強する機会を頂いて、たくさんの尊敬する先生方にお会いしたことだ。どの先生も研究には男女の区別なく、...
2016年9月29日
【第5回受賞】多様なロールモデルを大学に
弘前大学大学院医学研究科整形外科 医員 黒瀬 理恵 30年程前の話になるが,子供の時分病気した際に母が連れて行ってくれた小児科医院の女性の先生の存在が大きい.その先生は24時間医院を開いていて,夜中スタッフがいなければ自ら受付係をし診察して薬の処方もしてくれた.土日祝日も休...
2015年7月23日
【第4回受賞】Women's Healthの向上のために
久留米大学医学部医学科2年 野中沙織 健康とは「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない(WHO憲章)」と定義される。 本稿では女性の心身及び社会的健康(Women’s Health)及びその支え方を考察する。...
2015年7月23日
【第4回受賞】女性が頑張りすぎない社会に
横浜市立大学附属市民総合医療センター 小児総合医療センター 助教 武下草生子 女性にとって、心身ともに、かつ社会的に健康な状態とはどのようなことだろうか。私自身に当てはめてみると、まず心身が健康とは言えない。私は二人の子どもを育てながら大学病院で小児科医として勤務している。...
2014年7月30日
【第3回受賞】全女子医学生にキャリア教育を!
岡山大学病院 卒後臨床研修センター 医科研修副部門長 小比賀美香子 15年以上前の私の学生時代はもちろん、現在の医学部教育においても、全女子医学生に対する系統的なキャリア教育は行われていない。世界の中で低い日本人女性の社会的地位、いまだに多い女性医師の離職などを考えると、女...
2014年7月30日
【第3回受賞】女医と世間の橋渡し
東京大学医学部医学科 林慧 公益社団法人日本女医会は、女医の資質を向上させること、女医がより活躍できる社会を作ることにおいて、日本にとってとても有益な団体だと思います。私が女医会に期待していることは主に二つあります。それは、向上心ある会員同士の交流と女医会の特長を活かした情...
2013年5月6日
【第2回受賞】女性医師が活躍するために
徳島大学医学部医学科3年 安岡 紗哉香 将来立派な女医になりたいと思うと同時に,良きパートナーを見つけ,結婚・出産・子育てを経て幸せな家庭を築きたい,と思う女子医学生は少なくない.しかし,産休・育休をとっている間,医学の技術や情報はどんどん更新されるので,その後また医療の前...
2013年5月6日
【第2回受賞】"ママさん"をやめさせない
弘前大学医学部付属病院皮膚科 皆川 智子 職場の環境が整備されていないために、妊娠・出産・育児を機に、キャリアを積む前に離職する女性医師が多いのが現状です。弘前大皮膚科では子育て中の女性医師は"ママさん"とよばれ、支えてくれる先生方や家族のおかげで、"医師"と"母"を続けて...
2013年5月6日
【第2回受賞】医学界のジェンダー平等を考える
ベイラー医科大学(Baylor College of Medicine) 感染症科フェロー 安川康介 近年、医学界でも「男女共同参画」という言葉がよく使われるようになりました。男女共同参画とは、英語のGender Equalityを訳した行政用語です。この言葉はイメージが曖...
2012年9月28日
【第1回受賞】優秀な医師になるコツ3つ
東京医科大学 医学教育講座教授 泉 美貴 優秀な医師になるコツを3つ提言します.1)良い師匠に就くこと,2)最初の4,5年間は死に物狂いで仕事をすること,そして3)良い伴侶を得ることです. 本邦には初期研修医を終了すると,系統だった卒後臨床教育のシステムはありません.医局で...
2012年9月28日
【第1回受賞】キャリアが運に左右されないために
東京慈恵会医科大学教育センター/総合診療部 助教 岡崎史子 医師になって20年。研修医時代は男性医師に負けないよう、その後は自分自身に負けないように必死に仕事してきた。頑張れば報われる。正当に評価されてよりよい人生が開ける、そう信じてひた走ってきた気がする。それは一面では真...
2012年9月28日
【第1回受賞】医学教育に女性医師の登用を
冨保紗希 近年、医学界でも「男女共同参画」という言葉がよく使われるようになりました。男女共同参画とは、英語のGender Equalityを訳した行政用語です。この言葉はイメージが曖昧であり目的が見えにくくなるため、本稿ではジェンダー平等という言葉を使用したいと思います。...
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